国交省配布の「電子納品チェックシステム」でチェックする内容

国土交通省のHPからダウンロードできる「電子納品チェックシステム」と市販の「電子納品支援ツール」ではチェックする項目が違うので注意が必要です。

国土交通省の電子納品チェックシステムには、図面の大きさ、線種、文字の高さ等をチェックする機能はありません。市販の「電子納品支援ツール」にはこれらをチェックする機能が備わっていますが、可能ならチェックをしない設定にしておいた方がよいと思います。
特に文字高については、CADソフトによって文字サイズの仕様が異なるため、同じ3.5mmの文字で作成しても別のCADでは異なった文字高となる場合があります。

国土交通省の電子納品に関するQ&A(CA-276、CA-521)でも、
基準(案)で作成したCAD図面は、市販のチェックシステムではなく、国土交通省が公開しているチェックシステムを利用しチェックを行ってください。
市販CADソフトのチェック機能の結果は参考扱いとしてください。
とされています。

国土交通省が公開しているチェックシステムのチェック項目は次のとおりです。
項目チェック項目
共通ファイル名などのチェック
管理項目のチェック
管理ファイル(XML)の文法チェック
CADファイル形式のチェック(SXF(P21)形式)
工種に関するチェック(工種名称)
図面種類に関するチェック(ファイル名称)
レイヤ名称のチェック(レイヤ名称)
SXF のバージョンのチェック
SAF ファイル名のチェック
ラスタファイルのチェック