EPS形式でAutoCADの図をExcelやWordへ貼り付ける方法

 印刷[PLOT]コマンドを使って図面ファイルを書き出し、エクセルに取り込むことで図面を張り付ける方法。 AutoCADから紙に印刷された時と同じ状態の図形がエクセルに挿入されるため、線の太さや尺度などの精度を求める場合に有効である。 この方法は、通常「Excel2002」以上で利用できる。

Excel2000で表示させるには、「Office Converter Pack」をインストールする必要がある。
Office Converter Packのダウンロードとインストール
  1. プロッタ管理「PLOTTERMANAGER」コマンドを実行し、表示されたウインドウから「プロッタを追加ウィザード」をダブルクリック。
    プロッタを追加ウィザードを選択
  2. 「プロッタ追加」ウィザードが起動されるので「次へ」をクリック。
    「プロッタ追加」ウィザードが起動→「次へ」
  3. マイコンピュータを選択して「次へ」をクリック。
    マイコンピュータを選択
  4. 「プロッタモデル」では、「Adobe」の「PostScript Level 1 Plus」を選択し「次へ」をクリック。
    「Adobe」と「PostScript Level 1 Plus」を選択
  5. 「PCP/PC2を読み込む」は、「次へ」をクリック。
    「PCP/PC2を読み込む」→「次へ」
  6. 「ポート」では、「ファイルへ出力」を選択し「次へ」をクリック。
    「ファイルへ出力」を選択
  7. 「プロッタ名」を入力する。デフォルトは「PostScript Level 1 Plus」
    「プロッタ名」を入力
  8. 完了をクリック
    完了をクリック
  9.  図面ファイルを開きPLOT「印刷」コマンドを実行する。「印刷」ダイアログボックスの「プリンタ/プロッタ」に「PostScript Level 1 Plus.pc3」を選択する。その他、用紙サイズ、印刷対象、尺度など設定を行い「OK」をクリックし、EPSファイルの保存場所を指定すると、EPSファイルが作成される。
  10.  エクセルを起動し、「挿入」メニューの「図」-「ファイル」を選択する。作成したEPSファイルを選択し、「挿入」をクリックすれば、AutoCADから紙に印刷した時と同じ状態の図形がエクセルに挿入される。