文字をマルチテキストに変換する方法

TXT2MTXT(文字を結合)
AutoCAD 2004以降 / LT 2017.1 Update以降
選択した文字オブジェクトは、1 つまたは複数のマルチ テキスト オブジェクトに置き換えられます。文字オブジェクト間の文字のサイズ、フォント、色の違いは保持されます。

Autocadでは、2017.1 Update以降「Express Tool」にあったコマンドから標準コマンドになっています。LTにも 2017.1以降、新しいコマンドとして搭載されました。 (2017.1 Updateは、Subscription 契約をしているユーザーを対象として「Autodesk デスクトップ アプリ」からダウンロードすることができます。)

2017.1 Update以降の場合

操作手順

  • リボン表示の場合
    [挿入]→[文字を結合]
  • コマンドウインドウから
    TXT2MTXT

ダイアログ ボックスのオプション

コマンド実行後、コマンドウインドウに表示される「設定(SE)」を選択、または右クリックから「設定(SE)」を選択するとダイアログ ボックスのオプション画面が表示されます。 TXT2MTXT(文字を結合)の設定オプションダイアログ ボックス [単一のマルチテキスト オブジェクトに結合]のチェックを外せば、選択した文字を独立したマルチテキストに変換できます。 「Express Tool」のときにはなかった機能で、使いやすくなっています。

2017以前「Express Tool」の場合

操作手順

  • リボン表示の場合
    [Express Tool]→[Convert to Mtext]
  • クラシック表示の場合(メニューバー)
    [Express]→[Text]→[Convert Text to Mtext]
  • コマンドウインドウから
    TXT2MTXT

ダイアログ ボックスのオプション

コマンド実行後、文字を選択する前にマウスを右クリックすると、ダイアログ ボックスが表示されます。
  • [Text ordering]
    Selection set order:選択した順に文字を並べて1つのマルチテキストにする。
    Sort top-down:上から下に並んでいる順に1つのマルチテキストにする。
  • [Create word-wrap MText]
    有効にすると、段落のバランスを取るために、各行に空白文字が追加されます。無効にすると、行送りは無効になります。
複数の文字をそれぞれ独立したマルチテキストに変換するこはできません。一つ一つコマンドを実行して変換する必要があります。 (2017.1 Update以降は、独立したマルチテキストに変換できるようにオプションが追加されています。)