ARESの標準機能である「ツールパレット(Ctrl + 3)」に登録しておけば、アイコンをワンクリックするだけでいつでもお気に入りの機能を呼び出せるようになります。
今回は、JToolsなどの外部機能を使わず、ARESの標準ツールパレットにLISPプログラムをボタン登録する具体的な手順を2つのステップで解説します!
ステップ1:LISPファイルを自動ロードさせておく
ツールパレットからコマンドを呼び出す前に、ARESが起動した時点でLISPプログラムが常に使える状態(自動ロード)にしておく必要があります。
- コマンドラインに
LOADAPPLICATIONと入力して Enterキー を押します。(または、上部メニューの「ツール」>「アプリケーションをロード」を選択) - ダイアログが表示されたら、登録したいLISPファイル(
.lsp)を選択します。 - 「スタートアップに追加」にチェックを入れます。
- 「開く」をクリックします。
ARESのオプション画面を開き、「アドイン」の項目に先ほどのLISPファイルが登録されていれば自動ロードの設定は成功です。
ステップ2:ツールパレットに新しいボタンを作成する
いよいよ、ARES CAD標準のツールパレットにLISPを実行するためのボタンを作っていきます。
1. ツールパレットを表示する
キーボードの Ctrl + 3 を押すか、コマンドラインに TP と入力して、ARES標準のツールパレットを開きます。
2. LISP用のパレットを新規作成する
パレット上の空白部分、または既存のタブの上で右クリックします。
表示されたメニューから [新規パレット] を選択し、管理しやすい名前(例:「LISPツール」など)を入力して新しいタブを作ります。
3. コマンドのコピー&プロパティ編集
ARESの標準ツールパレットには、直接文字を入力して新しくボタンをゼロから作る機能がありません。そのため、既存のボタンをコピーして中身を書き換える方法を使います。
- 既存のツールパレット(例:「作成および変更」タブなど)を開き、登録されているコマンド(何でも構いません)を右クリック > [コピー] します。
- 先ほど新しく作ったパレット(タブ)を開き、空白部分で右クリック > [貼り付け] します。
- 貼り付けたコマンドを右クリック > [プロパティ] を選択します。
- 「ツールプロパティ」のダイアログが開くので、以下の項目を自分のLISPプログラムに合わせて編集します。
- 名前・説明: 任意のボタン名や機能の説明
- アイコン: 分かりやすい画像(必要に応じて)
- コマンド文字列: 実行したいマクロやLISPの起動コマンドを入力(例:
^C^C_TXTOMTEXT)
- 入力が終わったら、[OK] ボタンをクリックして閉じます。
まとめ
これで設定は完了です!作成したパレットのボタンをクリックするだけで、いつでも自動ロードされたLISPプログラムが瞬時に実行されるようになります。