LISPプログラムをツールパレットに登録する

作業を自動化してくれる便利なLISPプログラム(拡張子 .lsp)。実は、ツールパレットにボタンとして登録できることをご存知でしょうか?

LISPはブロックのように直接ドラッグ&ドロップで登録することができません。本記事では、パレット上に「空のコマンドボタン」を作成し、そこにLISPの起動コマンドを割り当てる手順を詳しく解説します。


ステップ1:LISPファイルを自動ロードさせておく

CADを開いた時点で、常にそのLISPが背景で使える状態(コマンドを入力すれば動く状態)にしておきます。

  1. コマンドラインに LOADAPPLICATION と入力して Enterキー を押します(またはメニューの「ツール」>「アプリケーションをロード」)。
  2. 「スタートアップスイート」の項目に、登録したい LISPファイル(.lsp)を追加 します。

ステップ2:ツールパレットに新しいボタンを作成する

  1. ツールパレットを開き、追加したいタブの何もないところを右クリックします。
  2. メニューから 「コマンドを追加」 を選択します。
  3. パレットに「新しいコマンド」という名前のボタンが作成されます。

ステップ3:マクロ(コマンド文字列)を設定する

  1. 作成したボタンを 右クリック >「プロパティ」 を開きます。
  2. 以下の項目を環境に合わせて編集します。
    • 名前: わかりやすい機能名(例:文字一括変換 など)
    • コマンド文字列: LISPを起動するためのマクロ(※下記参照)を記述します。
  3. 「OK」をクリックしてプロパティ画面を閉じれば完了です!

💡 コマンド文字列(マクロ)の書き方

通常、実行中のCADコマンドを一度キャンセルする ^C^C と、LISPの起動コマンド名、最後にEnterキーの代わりとなる ;(セミコロン)を続けて入力します。

記述例: ^C^C_MYCOMMAND;

※「MYCOMMAND」の部分は、お使いのLISPを起動するときにCADに入力する実際のコマンド名に書き換えてください。


まとめ

LISPプログラムをツールパレットに登録しておけば、キーボードで毎回コマンドを入力する手間が省け、劇的に作図のテンポが良くなります。よく使うお気に入りLISPは、ぜひこの方法でボタン化してしまいましょう!