AutoCAD LT で重複オブジェクトの削除

OVERKILL(重複オブジェクト削除)
AutoCAD 2004以降 / LT 2012以降
重複している、または重なり合っている線、円弧、ポリラインを削除します。また、部分的に重なり合う、または隣接する線、円弧、ポリラインを 1つにまとめます。
「重複オブジェクトを削除(OVERKILL)」コマンドがAutoCAD LT 2012から対応しています。
それまではAutoCADのボーナスツール「Express Tools」内に「重複オブジェクトを削除(OVERKILL)」コマンドがありましたが、 LTでは未対応でした。

  1. リボン表示の場合
    [ホーム]→[修正]→[重複オブジェクトを削除(OVERKILL)]
    クラシック表示の場合
    [メニュー]→[修正]→[重複オブジェクトを削除(OVERKILL)]
  2. 重複オブジェクトを選択して「Enter」を押す。
  3. 「重複オブジェクトを削除」ダイアログボックスが表示されるので、次のオブジェクトプロパティを無視」の欄にチェックマークを入れる。 「重複オブジェクトを削除」ダイアログボックス
  4. 「OK」をクリックする。
例1)下の様に一部が重なっている線分の場合、1本の線分に統合され左側のプロパティが優先されるので、この場合「緑」の「実線」に統合されます。 左側のオブジェクトが優先される
例2)長さが同じで完全に重なっている線分の場合、最前面にあるオブジェクトが残ります。残したいオブジェクトは、表示順序を最前面に変更する必要があります。この場合は、「赤」の「破線」になります。 表示順序を最前面にする